「赤い羽根 フードバンク活動等応援助成」のご報告

2020年度は「赤い羽根 フードバンク活動等応援助成」をいただいて、備品の整備ができたり、交通費や配送料等を賄うことができて、コロナ禍で激増した流通量(年間40t以上)に対応することができました。

寄付いただいた皆様、本当にありがとうございました。

写真は、食品の保管庫に設置したエアコン、事務所に設置したプリンター、食品の引き取りや配送に活用する折り畳みコンテナです。

フードバンクぎふは、東海コープ小牧要冷センターまで、毎週水曜日に食品を受け取りに行っています。

シッパ―という発泡スチロールの箱40杯分を2台の車で運んできます。冷蔵庫の中にいるような巨大は倉庫の中での箱詰め作業も結構大変です。大垣の拠点に運んできた食品は、必ずその日のうちに、冷蔵状態のまま食品を必要としている方々のもとに届けます。毎週たくさんのサポーターさんのおかげで、冷蔵品を届けることができています。ありがとうございます。

野菜の提供も多いのですが、「畑に残っているほうれん草、全部持っていっていいよ。」などとありがたい連絡をいただくと、サポーターに連絡して、収穫作業から協力していただける方を募集します。

2020年度はほうれん草、キャベツ、小松菜など、何度も収穫作業に出かけました。他にもコストコさんのパンや、白鳥ファームさんのお米、セカンドハーベスト名古屋さん・のわみ相談所さん・フードバンク愛知さんなどからの食品提供を受けて、岐阜県のフードバンク活動の中心として活動を継続しています。

年間40tを越える食品、そして、生鮮食品をも届けることは、なかなか難しいことなのですが、たくさんのサポーターさんの協力や、寄付に助けられています。

2020年度に赤い羽根の助成金をいただけたことも本当にありがたく、今後の活動継続の力になりました。コロナの影響もまだまだ続きそうで、日々、助けてほしいという連絡が入ります。現在、NPO法人化の準備も進めていて、5月29日には設立総会も予定しています。今後とも、たくさんの皆様のご支援をよろしくお願いします。

NEWSを発行しました!

フードバンクぎふのNEWSを発行しました!

総会の様子やご協力いただいている皆さん、企業さんの様子や寄せられた声などを掲載させていただきました。

コロナ禍でフードバンク活動がますます注目され始めています。今後ともご支援・ご協力いただければ幸いです。

総会を行いました!

先日、7月4日にフードバンクぎふの総会を行いました。

新型コロナウイルス対策で、大垣市の宇留生地区センターで通常は100人程度入る部屋をお借りし、マスク着用、入り口での検温、手指の消毒、そして会議後の机の消毒などを行っています。

参加名者は45名で、フードバンクぎふの総会としては過去最高の人数となりました。

第1部では、活動報告、活動計画、決算報告、今年度予算、人事などが提案され承認されました。

第2部では、子ども食堂などに取り組んでいる「地域助け合いの会」(美濃加茂市)、子育て支援の「NPO法人キッズスクエア瑞穂」の取り組みなどの情報交換がなされました。

また、複数の自治体の議員さんなどの参加もあり、活動の広がりを感じる有意義な総会となりました。

広がる提供協力企業さんの輪

フードバンクの活動を支えてくださっている食品提供協力企業さんの輪が広がっています。

フードバンクぎふでは、 多くの企業さんと転売禁止、賞味期限厳守、配布先の記録保存等の「覚え書き」を締結しています。

2013年「フードバンクぎふ」を立ち上げた当時は、セカンドハーベスト名古屋さんからの提供のみでしたが現在は、下記の企業さんにご協力いただいています。(6月現在)

①コストコ羽島店(パン)
➁白鳥ファーム(コメ)
③棚橋所食品(あげ、豆腐)
④大光(缶詰等)
⑤カルビー食品
⑥堀田農園(トマト)
⑦東海コープ(冷蔵食品)
⑧コープぎふ(乾物)
⑨お寺おやつクラブ
⑩生長の家岐阜・フードドライブ
⑪各務原・大垣イオンのわくわく広場(野菜)
⑫神戸町野菜・・小松菜

その他、随時、ご提供頂けている個人・企業さんもあり、フードバンク活動が成り立っております。

この場をお借りして、改めてお礼と感謝申し上げます。

東海コープさんから冷蔵食品に続き乾物も提供される

昨年7月から「東海コープ」(コープぎふ・みえ・あいち食品供給元)からの冷蔵食品の提供に続き、「コープぎふ」の西濃支所利用者からの返品等の乾物も提供されることになりました。

今年の2月ごろから話が来ていましたが、コロナウイルスの関係でのびのびなっていましたが、西濃支所に勤務するTさんに配送のボランテアをしていただくことで急遽きまり。これから週1 回生協から「乾物」食品が届くことになりました。

東海コープさんありがとうございました!

規格外のキャベツ

新型コロナウイルスの影響で自粛生活の最中ですが、池田山のふもとのキャベツ畑で暖冬のためか大きく育ち過ぎて、出荷の規格に合わなくなってしまったキャベツをいただいてきました。

ひとりで2個も持てないぐらい大きく育ったキャベツは外側は少し色が変わっていますが、何枚かめくるとみずみずしいすがたを現してくれ、まだまだ食べることができます。

このまま廃棄してしまうのはもったいないので、密状態を避け短時間の作業で収穫してきました。

保管や季節の問題もあり、フードバンクとしての提供品もどうしても生野菜は不足しがちですので、貴重な機会となりました。

そして、改めて食品ロスを考える機会ともなりました。ご提供に感謝です。

支援物資と相談が次々と

Yahoo!ニュースで「学校休校『食費かさみ』需要増 生活困窮者に食品寄付を」、岐阜新聞(2020年4月12日付)が紹介されたこともあり、緊急事態宣言下の中、県内外から支援物資が次々と送られてきております。ご寄付いただいた皆様には心から感謝申し上げます。

一方で、休業や子どもの休校で食料確保に苦労している方たちから相談も次々と寄せられています。

人間は、食料がなければ生きていけません。様々な自粛が求められる休業補償もいつ給付されるのか分からない中、フードバンク活動の意義はますます高まっていると考えられますが、第一義的には生存権を保障する公的責任とは何かということを改めて考えていかなければならないのではないかと思います。

需要の高まりの一方で、相談も増えており、フードバンク活動を支えていただくために更なるご寄付をお願いできれば幸いです。

詳細は、下記URLをご参照ください。
寄付・スタッフ・会員の募集

また、物資がご必要な方はご連絡ください。

岐阜協立大学マイスター倶楽部の学生さんとの交流

諸事情のために更新が滞り申し訳ありませんでした。かなり久しぶりの更新となります。

昨日は、学生さんたち主体でまちづくりに取り組む岐阜協立大学マイスター倶楽部の学生さん6名の方に、民間事業者の協力を得て、子ども食堂や生活困窮の方々に食糧を無償で提供しているフードバンクの活動や食品ロスの現状と課題などについて、意見交流を行いました。

「今日、食べるものがない」といった困窮状況にある人々が存在する一方で、品質に問題のない大量の食品が廃棄されている現状は、本当に持続可能な社会を目指すうえで大きな課題となっています。

フードバンクの活動は「なぜ、自治体で取り組まれていないのか」といった質問なども活発に出ていました。

これからも、少しでもフードバンクの活動を知ってもらうきっかけづくりができると良いなと思います。